鹿児島県志布志市が作成したふるさと納税のPR動画が国内外から批判を浴びています。
志布志市は既に市長が謝罪コメントを発表し、動画も削除しました。
志布志市は既に市長が謝罪コメントを発表し、動画も削除しました。
当ブログとしては、過去の記事で志布志市がふるさと納税の返礼品として準備しているうなぎの蒲焼を紹介していますから、今回の騒動に関しても大変興味を持って見守ってきました。
>>>おすすめは志布志の湧水ウナギの蒲焼
動画に対する批判は辛辣なものが多い一方で、同情的なコメントも寄せられています。
様々な意見が寄せられていますが、情報の受け取り手としては、人それぞれ感じ方があるでしょうから、どんな意見も尊重されるべきだと思います。
一方、発信する側としては批判を浴びないような作品づくりを心がけるべきですが、大衆の目にとまるためには、時には際どい表現に踏み込む勇気を求められる場合もあるでしょう。
その際には、批判される可能性があるのか?
あるとすれば、どのような批判がどの程度寄せられるのか?
その辺を予測した上で、適切に対処できる態勢づくりが必要になってきます。
批判に耐えきれないと予測されれば事前に退却することとなるでしょうが、時として世間の批判は想像を越えて強大になることが多いものです。
今回の件に関しても、志布志市の庁内でも危惧する意見はあったものの総合的に判断して公開に至ったということですから、ある程度の批判は覚悟していたのでしょうが、ここまで叩かれるとは想像できなかったのでしょう。
当ブログとしては、本音は擁護したい気持ちもありますが、男女共同参画社会の醸成を推進すべき地方自治体が発信する動画としては不適切だったと言わざるを得ません。
市が謝罪し、動画の削除に至ったのもやむを得ない判断でした。
これが民間企業なら、失敗ではあったけれど、これだけ話題になれば、逆に得た効果は大きかったとほくそ笑むこともできるでしょうが、地方自治体であればそういう訳にもいきません。
志布志市には今回多く寄せられた批判を真摯に受け止め、市民のためにもより良いPR活動に取り組んでいただきたいと思います。
とは、いうものの、やはりマスコミにこれだけ取り上げられると、志布志のウナギが注目される契機になったのも事実です。
鹿児島県はウナギの生産量日本一
特に志布志や大崎町のウナギは高品質の「大隅鰻」として出荷されますが、意外と知られていなかったのではないでしょうか?
大隅産のウナギの魅力を全国の皆さんに知ってもらうためにも、志布志市の職員の皆さんには、今年度は予算の関係で無理としても、来年度は世間をあっと言わせるようなPRビデオを作成してもらいたいと思います。
ただ、今回の動画が騒動になって改めて知ったんですが、「ふるさと納税」に関する市町村間の競争はより激しさを増しているようです。
「ふるさと納税」に対する高額な返礼品は、「ふるさと納税」の本来の趣旨から逸脱しているという批判も多い中、地方創生の面からは地場産業の育成にもつながり効果が大きいため市町村間での競争となるのもやむを得ないものと考えます。
それにしても、前回の記事を書いた時点では、楽天市場のふるさと納税商品で人気第10位だった志布志市の湧水ウナギの蒲焼が、今や42位まで順位を下げています。
>>> 【楽天市場】ふるさと納税お礼の品 総合ランキング
それだけ、楽天市場に商品を出品してきた市町村が増えているということです。
このような厳しい状況の中ですが、志布志市には更に頑張ってもらいたいと思います。
しかし、心配なのは相変わらず、シラスウナギの漁獲量が少ないこと
このままでは、国産ウナギは庶民の食卓に上がるのが難しくなってしまいます。
資源の枯渇を防ぐには、より一層、資源の保護に取り組む必要があります。
業界としても、シラスの禁漁期間を設けたり、養殖池に入れるシラスの量を減らすなどの取り組みを行っています。
ちょうど10月から12月は、天然鰻が産卵のため川を下る時期に当り、禁漁期間となっていますから、釣り人としても、もしウナギを釣った場合はすぐにリリースするマナーが望まれます。
また、ニホンウナギは絶滅危惧種に指定され、このままではワシントン条約でも輸出規制の対象になる惧れがありますので、資源の確保には官民一体となって取り組まなければなりません。
起死回生の打開策としては、ウナギの完全養殖が実用化されることなんですが、だれか早くその方法を発明してもらえないものでしょうか?
安くて美味しいウナギを次の世代の子供達にも食べてもらいたいものです。
画像は、Commercial Japan さんの動画からお借りしました。
こちらは、志布志市楠田淡水さんの養殖ウナギの動画です。(本物のウナギです。)
ブログTOPページへ >>> 鹿児島でおすすめの美味しいお店
>>>おすすめは志布志の湧水ウナギの蒲焼
【ふるさと納税】鹿児島産霧島湧水うなぎ蒲焼 大サイズ 真空パック 4尾セット B-019 |
動画に対する批判は辛辣なものが多い一方で、同情的なコメントも寄せられています。
様々な意見が寄せられていますが、情報の受け取り手としては、人それぞれ感じ方があるでしょうから、どんな意見も尊重されるべきだと思います。
一方、発信する側としては批判を浴びないような作品づくりを心がけるべきですが、大衆の目にとまるためには、時には際どい表現に踏み込む勇気を求められる場合もあるでしょう。
その際には、批判される可能性があるのか?
あるとすれば、どのような批判がどの程度寄せられるのか?
その辺を予測した上で、適切に対処できる態勢づくりが必要になってきます。
批判に耐えきれないと予測されれば事前に退却することとなるでしょうが、時として世間の批判は想像を越えて強大になることが多いものです。
今回の件に関しても、志布志市の庁内でも危惧する意見はあったものの総合的に判断して公開に至ったということですから、ある程度の批判は覚悟していたのでしょうが、ここまで叩かれるとは想像できなかったのでしょう。
当ブログとしては、本音は擁護したい気持ちもありますが、男女共同参画社会の醸成を推進すべき地方自治体が発信する動画としては不適切だったと言わざるを得ません。
市が謝罪し、動画の削除に至ったのもやむを得ない判断でした。
これが民間企業なら、失敗ではあったけれど、これだけ話題になれば、逆に得た効果は大きかったとほくそ笑むこともできるでしょうが、地方自治体であればそういう訳にもいきません。
志布志市には今回多く寄せられた批判を真摯に受け止め、市民のためにもより良いPR活動に取り組んでいただきたいと思います。
とは、いうものの、やはりマスコミにこれだけ取り上げられると、志布志のウナギが注目される契機になったのも事実です。
鹿児島県はウナギの生産量日本一
特に志布志や大崎町のウナギは高品質の「大隅鰻」として出荷されますが、意外と知られていなかったのではないでしょうか?
大隅産のウナギの魅力を全国の皆さんに知ってもらうためにも、志布志市の職員の皆さんには、今年度は予算の関係で無理としても、来年度は世間をあっと言わせるようなPRビデオを作成してもらいたいと思います。
ただ、今回の動画が騒動になって改めて知ったんですが、「ふるさと納税」に関する市町村間の競争はより激しさを増しているようです。
「ふるさと納税」に対する高額な返礼品は、「ふるさと納税」の本来の趣旨から逸脱しているという批判も多い中、地方創生の面からは地場産業の育成にもつながり効果が大きいため市町村間での競争となるのもやむを得ないものと考えます。
それにしても、前回の記事を書いた時点では、楽天市場のふるさと納税商品で人気第10位だった志布志市の湧水ウナギの蒲焼が、今や42位まで順位を下げています。
>>> 【楽天市場】ふるさと納税お礼の品 総合ランキング
それだけ、楽天市場に商品を出品してきた市町村が増えているということです。
このような厳しい状況の中ですが、志布志市には更に頑張ってもらいたいと思います。
しかし、心配なのは相変わらず、シラスウナギの漁獲量が少ないこと
このままでは、国産ウナギは庶民の食卓に上がるのが難しくなってしまいます。
資源の枯渇を防ぐには、より一層、資源の保護に取り組む必要があります。
業界としても、シラスの禁漁期間を設けたり、養殖池に入れるシラスの量を減らすなどの取り組みを行っています。
ちょうど10月から12月は、天然鰻が産卵のため川を下る時期に当り、禁漁期間となっていますから、釣り人としても、もしウナギを釣った場合はすぐにリリースするマナーが望まれます。
また、ニホンウナギは絶滅危惧種に指定され、このままではワシントン条約でも輸出規制の対象になる惧れがありますので、資源の確保には官民一体となって取り組まなければなりません。
起死回生の打開策としては、ウナギの完全養殖が実用化されることなんですが、だれか早くその方法を発明してもらえないものでしょうか?
安くて美味しいウナギを次の世代の子供達にも食べてもらいたいものです。
画像は、Commercial Japan さんの動画からお借りしました。
こちらは、志布志市楠田淡水さんの養殖ウナギの動画です。(本物のウナギです。)
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