2011年、鹿児島市の南部、坂之上で創業した薩摩思無邪(さつましむじゃ)

 当時は、知る人ぞ知るといった感じの名店でしたが、マイアミ通り店の出店で脚光を浴び、その後、第1回鹿児島ラーメン王決定戦での準優勝で、その人気を確固たるものとしました。

 今では、創業からわずか5年にして鹿児島を代表するラーメン店の一つになったと言っていいでしょう。

 その薩摩思無邪が、マイアミ通り店の出店時から計画していたのが、本当のマイアミ(アメリカフロリダ州)での出店

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   画像は、アメリカ版薩摩思無邪のFacebookからお借りしました。
   
 薩摩思無邪の代表、前村敬一さんは、博多一風堂において新規店舗の出店をマネージメントするなどその道で手腕を発揮してこられた方です。
 一風堂のニューヨーク店出店にも参加された経験を活かし、薩摩思無邪の米国出店準備に奔走されていますが、アメリカでの煩雑な認可事務などが壁となり1号店の開店には予想以上に時間を要しているようです。

 そこで、昼間営業していない既存の居酒屋バーでの仮店舗営業に踏み切られたとのこと。
 そのお店の名は「ABLE&BKER」

 この情報源はこちら
   >>>ねこだにゃんさんの麺喰道

 いつも拝読してますが、こちらのブログ、とにかくラーメンに関する情報量が凄い!
 文面も的確な味の描写に軽妙な展開と、楽しく勉強させて頂いてます。

 ねこだにゃんさんを始め、私たち鹿児島のラーメンファンは、薩摩思無邪さんのマイアミでの成功を心からお祈りしています。

 それでは、ここからは、鹿児島市のマイアミ通りにある「薩摩思無邪」マイアミ通り店を訪問した時のレビューを紹介します。

 外観は屋号の表示も小さくて、ラーメン屋さんとは気づかないほどお洒落

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 カウンターに席を取ると、知覧茶の水出し茶とピリ辛味の大根の漬物が出されました。

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 こちらのメインのメニューは、「薩摩」と「博多」

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 いずれも、豚骨の白濁スープですが、かえしにそれぞれ鹿児島と福岡の醤油を使っているのが特徴

 こちらが、「薩摩」(税込み650円)
 趣のある黒薩摩焼の器で出されます。

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 鹿児島ラーメンは豚骨と鶏ガラのブレンドが多いですが、こちらは豚骨のみのスープで、豚頭、げんこつ、背骨の3種類の部位を約13時間じっくり煮込んで作られています。

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 かえしには鹿児島の醤油「かねよ醤油」を使用。見た目はこってりですが、後味はすっきり。豚骨本来の旨みを生かした、キレのあるスープです。

 麺は(株)力の源カンパニーグループ、渡辺製麺の「薩摩 思無邪」オリジナル麺で、中太のちぢれ麺

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 「博多」は細麺、豚骨スープの純博多ラーメンですが、「薩摩」は豚骨のみのスープながらしっかり鹿児島ラーメンの味わいになっていると感じました。

 現在、薩摩思無邪のお店は鹿児島市内に3店舗ありますが、それぞれのお店で出される期間限定メニューも楽しみのひとつです。

 今年の第2回鹿児島ラーメン王決定戦では、上位入賞こそ逃しましたが、その実力は十分に発揮できていたものと思います。
 私は密かに優勝候補に挙げていただけに残念でしたが、これからも、どんどん新しい発想のラーメンを開拓していただいて、日本国内にとどまらず、鹿児島ラーメンの魅力を世界に発信して頂きたいと思います。



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